webデザイナーになって1年経ったから振り返ってみた 仕事/キャリア

公開:2023年04月30日

最終更新:2023年04月30日

webデザイナーになって1年経ったから振り返ってみた

webデザイナーとして制作会社に入社して、今年の4月で1年が経ちました。

最強の先輩のもとで一年間修行をさせてもらえて、何が経験できて何を学べたか・足りないと感じるスキル等々振り返ってみました。

文章ばっかりでつまらないかもしれませんが、興味のあるかた是非読んでみてください。

※この記事のアイキャッチに載せている制作物は、自主制作や学校の課題で作ったのものであって会社の案件ではありません。

目次

1 本当に色んなことを経験させてもらえた

規模がとても小さい会社なので、デザインや印刷物、コーディングやWordPressまで本当に幅広く経験させてもらいました。

転職活動時点では自分が「デザインだけをゴリゴリやりたい」「コーダーとして活躍したい」みたいな希望が特になく、とにかくいろんな分野に興味があったので「デザインだけでなくコーディングもやらせてほしい」といったスタンスで面接ではお話していました。

実際入社してみて、入社すぐにwebサイトのデザインを先輩のサポートのもとやらせてもらえたし、コーディングやオリジナルテーマでのWordPress化まで入社して3ヶ月後とかには挑戦させてもらいました。

コンペで出したwebサイトのデザインが選ばれて、そのままサイト制作〜コーディング、WordPress化までさせてもらえたのは本当に本当に運がよかったし良い経験でした(先輩のおかげ)。。。

大変だったけど、この経験がなかったら未だにWordPressとかなにそれって感じだったと思います。

2 最強の先輩

先輩がとにかく最強です。

美大卒で学生時代からサイト制作もしていたので、デザインからコーディングまで、全てにおいて最強です。

印刷物とかもすごく得意で、クオリティだけでなくスピード感も半端ないです。

爆速で素敵なものを作り上げています。

そんな先輩の隣で、先輩の作業をちょっと手伝わせてもらったり、コンペに挑戦させてもらったり、たくさんのフィードバックをもらったり、コーディングやWordPressも特にはつきっきりで見てもらったり・・・本当に運が良かったと思います。

先輩の教え方としては、答えは教えてくれません。

コーディングであれば、あらゆる方向からヒントをくれて、必ず自分でひらめけるように導いてくれたり、デザインであれば、ふわっとした好み上のデザインではなく、しっかりとデザインのルールや常識などを論理的に話してくれるので、ものすごい納得感があるんです。

仕事するうえで尊敬する人は誰ですか?と聞かれたら真っ先に先輩の名前を挙げるでしょう。

先輩に追いつくことは難しいかもしれないけど、いつか「教えてよかった」と思ってもらえるように努力したいです。

3 いまだにコーディングもデザインも両方好き

仕事ではデザインもコーディングもやらせてもらえるという話をさっきしましたが、どちらも楽しく作業させてもらえています。

デザインするときとコーディングするときって脳の使い方がぜんぜん違うんですよね。

デザインは、サイトのデザインやバナーを制作するとき参考サイトやピンタレストを漁ってアイディアを考えて自分の頭の中で描いているだけで時間が過ぎていくし、

コーディングも黙々とコードを書いてサイトのデザイン通りにしていくのが時間を忘れるほど没頭できる。

「デザインは任せて!」とか「コーディングめちゃくちゃ得意です」とか言えたほうがもちろん自分の価値は上がるんだろうけど、どっちの作業も楽しめるっていうのもひとつの長所なんじゃないかな、と思っています。

ただ、将来的にはどちらかに特化していきたいとは考えています(考え中)。

4 マルチタスクが苦手じゃなくなってきた

さっきから書いているように、私が働いている会社はだいぶ規模の小さな会社です。

なので、デザインやコーディング以外に、外との簡単なやりとりも基本私がやったりします。

例えば、「来週からキャンペーン始まるからバナー作って!」「明日この内容公開したいからテストサイトに反映してほしい」などなど、毎日代理店から色々な要望が電話やメールで来ます。

そういったやり取りは、基本的に私がやっています。

なので、「代理店から来た作業内容をまとめて」「スケジュールや優先順位を考えて」「実際にデザインを制作して」「先輩にコーディングの指示を出して」「アップされたら代理店に連絡」までの一連の流れは私の業務内容というイメージです。

案件は今だと20案件くらいあるので、長期休み前なんかは更新依頼がどっとくるんですよね。

それをさばいていかなきゃなので、マルチタスクが求められます。

私は新卒時代ほんとうにほんとうにマルチタスクが苦手で、新卒で入社した会社の先輩に翌日やることを時間ごとにスケジュールを組んで、そのフィードバックもらう、ということもやっていました。

それくらいマルチタスクがダメダメだったんです。

ですが、webデザイナーになってどうしてもいくつも案件を同時進行で進めないといけなくなったので、それを1年続けたらなんだかマルチタスクへの苦手意識が薄れた気がします。

少なくとも、マルチタスクの状況自体に悩むことはなくなりました。

これ、デザインにもコーディングにも関係無いけど、結構な成長だと思います・・・

5 サーバーをいじるのがいまだ怖い問題

お恥ずかしながら。

私は未だにFTPにサイトをつなげたり、エディタとサーバーを接続したり、そういったことに毎回恐怖心を感じてしまいます。

以前、エディタにサーバーをつなげるとき間違えたリモートのパスに設定してしまい、全然関係ない案件のテストサイトを変えてしまったという事件をやらかしてしましました。(大馬鹿者)

パスをコピペして、変えるべきところを変えなかったのが原因だったのですが、それ以来サーバーにつなげる行為にとてもとっっても恐怖心を感じます。(作業のチェック項目とか作ったけどそれでも不安・・・)

いや、以後気をつけろよって感じですが、慣れるまで、そして恐怖心を感じなくなるまであと半年はかかりそうです。。。

反省。

6 どれも中途半端で全然自信が持てない

「デザインもコーディングもできて楽しい!!」とは書きましたが、両方に対して自信があるわけではありません。

できないことばかりで、「やっぱ私センスなさすぎでしょ・・・」「なんで自分で最初からそれができなかったんだろう・・・」とか「前も教えてもらったのに、できなかった・・・」「こんなことで先輩の時間を奪ってしまった・・・」とか、めちゃくちゃ反省と後悔の毎日です。

自信がないからこそ自信が持てるように、今後も自主制作や自己学習は頑張るべきだし、どんどん調べてググり力も上げていくべきだし、今は質問することも躊躇せずに聞くしかないと思っています。

自信が持てないのを経験不足や知識・スキル不足のせいにはせず、それらを埋められるような努力をコツコツとしていくしかないです!

7 二年目の目標

ということで、webデザイナー2年目の目標。

具体的なことを挙げていきます。

デザイン・アート系のイベントに最低でも月1で足を運ぶ

私に圧倒的に足りないのは、デザインの引き出しだと思っています。

引き出しが足りないから、デザインの参考を探すだけで毎回たくさんの時間を使ってしまうし、できない自分に落ち込んでしまう。

なので、デザインの引き出しを増やしてアイディアを広げるためにも、デザイン・アート系のイベントには積極的に足を運んで見ようと思っています!

色々探してみると、本当にたくさんあるんですよね。そういうイベントとか展示会って。

都内だと本当にそれはもうたくさん。

月1なら余裕で行けると思います。

ちなみによく情報収集のためにチェックするサイトは
「JDN」のイベントのまとめページや、Twitterで有名な「デザ研」さんが「今週末行きたいイベント」としてまとめてくださっているツイートです。

また、オンライン系でいうとDTP transitさんが主催するセミナー株式会社LIGさんが開催するセミナーなんかもめちゃくちゃ楽しいしとても勉強になります!!

それと、もちろん勉強のために行きたいっていうのも大きいけど、こういう場所に行くこと自体になんだかワクワクするし、いろいろな作品に触れると、なんだかやる気もみなぎってきて本当に楽しいんですよね。

先輩も、「こういうクリエイティブにふれると自分もいいものが作れそうな気がしてくる」と言っていたので間違いありません。

もはや趣味のひとつにもなったデザイン・アート系のイベント。

これからも足を運んでみようと思います。

自主制作を続ける(デザイン〜コーディング、WordPressまで)

やっぱりデザインもコーディングも、教材で勉強するより実際に作ってみるっていうのが一番の上達への近道だと思うんですよね。

実際私は友達のポートフォリオサイトや自分のブログサイトを1から制作してみて、自分の不得意なことが浮き彫りになったし、足りない知識やスキルなども明らかになりました。

なので、自主制作にまさる上達方法はない!と思っています。

2年目になって仕事量も去年より増えてはきたけど、それでもできる限り休日の時間を使って自分で1からwebサイトを作るということはしていきたいと思っています。

あまり目標を高く定めてしまうと難易度が上がってしまうので・・・とりあえず、来年の4月までに1サイトは制作したいな。

イラレ・フォトショのネイティブになる

学校でイラレ・フォトショの使い方は学んだし、実務でも毎日必ずイラレは使っていて、フォトショもまあまあ使っているけど・・・

それでも、全然知識は足りないなと思っています。

よく、「イラレもフォトショもめちゃくちゃたくさんある機能のなかで3割くらい使えていれば仕事に支障はないよ!」とデザインの偉人の方々はよく言っているのをTwitterとかで見かけますが、私はそんな「仕事に必要なイラレ・フォトショのスキルや知識さえ」いまだに足りない状態だと思っています。

「これ作りたい!」と思ったときに操作方法など何も悩まずサッと作れる状態に近づけるよう、まずは自分のブログのアイキャッチなどはイラレ・フォトショで作っていきたいです。

あとは、イラレ・フォトショに関するすごく楽しいイベントも見つけるので、そういうのにも参加していきたいです。

直近ではDTP transitさん主催の「朝までイラレ」がすごく楽しくて勉強になりました!

何事も「楽しい」がないと伸びないと思っているので、こういうイベントに参加して楽しいと思えただけでも大収穫◎のはず!!

パーツごとの模写コーディング練習をする(週末可能な限り)

コーディングしていてボタンとかのパーツやあしらい、動的要素を作るのにつまずいてしまうと、よく先輩から「このくらいのやつだったら3分で作れるよ!」と言われます。

いや本当にそのとおりで、私が沼にハマって全然できない実装を、いとも簡単に先輩はほんの数分で作り上げてしまうんです。

やっぱり、コーディングは量をこなしてなれていくしかないと思います。

なので、私はまずはwebサイトのレイアウトやボタン、あしらいなどパーツそれぞれを確実にサクッと作れるようにするために、まずは参考サイトでサイトをあさり、その中のパーツを制限時間を決めて模写コーディングするという練習が良いのではないかと思いました。(先輩もいいんじゃない?と言ってくれました)

コーディングって、私みたいな駆け出しへっぽこだと時間があくと忘れちゃうんですよね・・・

仕事では基本先輩がコーディングする立場で、私はがっつりコーディングをする機会があまり多くないため、感覚を忘れないようにするためにも模写コーディングは有効的だと思います。

ちなみに私がよくチェックする参考サイト集はmuuuuu.orgさんLP archiveさん、イチグウさんなどです。

8 まとめ:私はまだ何者にもなれていない

制作会社にwebデザイナーとして入社して、誰かに「仕事何してるの?」と聞かれたら「webデザイナーです」と答えられるようにはなったけど、実際はまだ何者にもなれていないです。

デザインでは先輩の100倍の時間をかけて先輩の1/100のクオリティのものしか作れないし、コーディングも同様で先輩の100倍の時間をかけたあげく、どうしてもできない実装を結局先輩にやってもらってしまう自分がいます。

デザイナーとして私はまだ得意なことがない状態なので、何かしら「〇〇だったら私に任せてください!」と胸を張っていえるような何かを探していきたいなと思います。


Natsumi

執筆者

執筆者

都内の制作会社で働くwebデザイナー。
webサイトのデザインからコーディング、自作テーマでのWordPress構築までおこなえます。
19歳のときからカナダが大好きで、いつかwebデザイナーとしてカナダで暮らすことが将来の夢。
ダックス女子の「むぎ」と暮らしています。

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